楽しい日曜日の過ごし方
2003年6月29日 日記・雑記 昨日とは異なる女の子と散歩をした。今日はいい天気で、陽光はさんさんと降り注いでいた。こんな天気は久しぶりだ。痒い日焼けさえも今日は好ましく思われる。
彼女の住むマンションの下まで歩いただけで汗がにじんだ。彼女はマンションの下で待ってくれていた。細かいことだけれど、こういう行動は嬉しいものだ。そのマンションから北へ数百メートル進んだところにあるカフェでケーキを食べた。僕はチョコレートのなんというものだったか忘れたけれど、ともかくチョコレートのケーキを食べた。彼女はイチゴのショートケーキを食べた。彼女と会うのは二ヶ月ぶりだったので話すことが全て楽しい。
一時間少しでカフェを出て、鞍馬口通りから船岡山に行った。そこにある神社、建勲神社だったろうか、明日は何かの祭りごとで火の輪くぐりをするらしい。その輪っかを見やりながら石の階段を登っていった。標高は百メートルと少しだが天気が良いので、額に汗がにじんだ。頂上につくと景色が広がる。京都は高い建物が少ないから良い。僕のマンションは見えなかったが、彼女のものはよく見えた。僕たちの通う大学や京都タワーも見えた。このように広がる風景を眺めながら、京都の良さだとか、彼女の日常の話、おせっかいにも恋の話…気の赴くままに話した。時々、数秒間の沈黙もあるけれど、これは嫌なものではない。沈黙が許されるのは無理に話さなければいけない雰囲気がないからだし、沈黙は仲が良くないと許されない甘美な瞬間だと思う。僕は遠い景色を見ながら、そんな瞬間を心地良く思った。風が汗の不快感を吹き飛ばすようで気持ちよかった。
お腹をすかせた我々は来し方とは逆の方向に岡を降りていった。時間は5時過ぎ。夕食には少し早いかも知れないが、店が開き始める頃合だった。北大路通りをぷらぷらと歩いていると、感じの良いカフェを見つけた。少し他の店も見てみたい。そう告げて辺りの店を覗いたが、そのカフェが一等良さそうなので、結局そこに決めた。そこはアパートを改装したような造りで、雑貨や飾りで雰囲気を小奇麗に纏めていた。エアコンもなく扇風機がゆったりと首を振っていたが、それも許容されるレトロな雰囲気だった。僕の舌は昨日から甘いものばかり食べていたから辛いものを欲していた。僕はメキシカンライス、彼女はラザニアを頼んだ。店内の客は僕たち二人きりだったので、料理が運ばれてくるまで、売り物の雑貨を手に取ったり、メニューをチェックしたりと気ままにくつろげた。メキシカンライスは予想よりも辛くなかったけれども大変美味しかった。三種のタバスコで味を調整しつつ、彼女のラザニアをもらったり、メキシカンライスをあげたりした。それぞれ食べ終わると、気になっていたデザートを注文した。モカなんとかと云ったろうか、下に牛乳のように白い層、上に濃い目のコーヒーゼリーの層、その上にチョコレートにバニラアイス、ハーブで飾られたものが載っていた。これもなかなかいけた。雰囲気が良く、料理が美味しい、店員さんが丁寧に応対してくれる。そして食事に付き合ってくれる人が居る。とてもいい気分だった。
帰り道、彼女はお腹がぱんぱん、だと笑顔を見せてくれた。僕はこの娘と半日を過ごしてよかったと真に実感した。
彼女の住むマンションの下まで歩いただけで汗がにじんだ。彼女はマンションの下で待ってくれていた。細かいことだけれど、こういう行動は嬉しいものだ。そのマンションから北へ数百メートル進んだところにあるカフェでケーキを食べた。僕はチョコレートのなんというものだったか忘れたけれど、ともかくチョコレートのケーキを食べた。彼女はイチゴのショートケーキを食べた。彼女と会うのは二ヶ月ぶりだったので話すことが全て楽しい。
一時間少しでカフェを出て、鞍馬口通りから船岡山に行った。そこにある神社、建勲神社だったろうか、明日は何かの祭りごとで火の輪くぐりをするらしい。その輪っかを見やりながら石の階段を登っていった。標高は百メートルと少しだが天気が良いので、額に汗がにじんだ。頂上につくと景色が広がる。京都は高い建物が少ないから良い。僕のマンションは見えなかったが、彼女のものはよく見えた。僕たちの通う大学や京都タワーも見えた。このように広がる風景を眺めながら、京都の良さだとか、彼女の日常の話、おせっかいにも恋の話…気の赴くままに話した。時々、数秒間の沈黙もあるけれど、これは嫌なものではない。沈黙が許されるのは無理に話さなければいけない雰囲気がないからだし、沈黙は仲が良くないと許されない甘美な瞬間だと思う。僕は遠い景色を見ながら、そんな瞬間を心地良く思った。風が汗の不快感を吹き飛ばすようで気持ちよかった。
お腹をすかせた我々は来し方とは逆の方向に岡を降りていった。時間は5時過ぎ。夕食には少し早いかも知れないが、店が開き始める頃合だった。北大路通りをぷらぷらと歩いていると、感じの良いカフェを見つけた。少し他の店も見てみたい。そう告げて辺りの店を覗いたが、そのカフェが一等良さそうなので、結局そこに決めた。そこはアパートを改装したような造りで、雑貨や飾りで雰囲気を小奇麗に纏めていた。エアコンもなく扇風機がゆったりと首を振っていたが、それも許容されるレトロな雰囲気だった。僕の舌は昨日から甘いものばかり食べていたから辛いものを欲していた。僕はメキシカンライス、彼女はラザニアを頼んだ。店内の客は僕たち二人きりだったので、料理が運ばれてくるまで、売り物の雑貨を手に取ったり、メニューをチェックしたりと気ままにくつろげた。メキシカンライスは予想よりも辛くなかったけれども大変美味しかった。三種のタバスコで味を調整しつつ、彼女のラザニアをもらったり、メキシカンライスをあげたりした。それぞれ食べ終わると、気になっていたデザートを注文した。モカなんとかと云ったろうか、下に牛乳のように白い層、上に濃い目のコーヒーゼリーの層、その上にチョコレートにバニラアイス、ハーブで飾られたものが載っていた。これもなかなかいけた。雰囲気が良く、料理が美味しい、店員さんが丁寧に応対してくれる。そして食事に付き合ってくれる人が居る。とてもいい気分だった。
帰り道、彼女はお腹がぱんぱん、だと笑顔を見せてくれた。僕はこの娘と半日を過ごしてよかったと真に実感した。
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