夏の行事

　朝KSさん宅を辞して、一旦帰宅した。モスでゆったりと朝食を摂った。今日は彼女と甲子園に行くのだった。地下鉄と阪急、阪神を乗り継いで11時過ぎに球場に到着した。二回戦だというのに外野席まで満席に近い状態で大変だった。今治西、倉敷工、岩国、広陵、PL学園、福井商など近隣の地域の高校が多い為だろう。強豪も含まれているし。俺は広陵の応援に来たのだった。しかし残念ながらエラーがエラーを呼び、エラーにならないミス、フィルダースチョイスとかを連発し惨敗をしてしまった。広陵、PLが負けるというのはなんだか信じられない結果だった。彼女はというと野球のルールも知らないし、興味本位で来たから物珍しさも手伝ってか楽しそうだった。岩国のチアガールがかわいらしい応援をしているのを楽しそうに見つめ、私もチアに入りたいと云う。やめてくれ。
　夜に御薗橋を上ったあたりで五山の送り火の船マークと大文字を見た。山の中に日で文字を書くなんて昔の人は良く考えたもんだ。文字は書道に代表されるように日本式の美術だ。書は美学にあらずなんて論争もあったよなぁ。
　今夜もKSさん宅へ彼女と行った。そして外環のデザートが充実したお店に三人で行きごちそうになった。今夜は彼女だけを預けて、俺はKSさん宅を辞した