どかんどかんどかん（能勢）

昨夜は早く寝られた。7時間くらい寝たわ。
最近の俺にしちゃ寝た。けどもっと寝たかった。
今日はちょい乗りに行こうと思ってたかから気合で起きたよ。
昨夜考えるに、遠乗りするには朝夕が寒い。
いやライダーがこんな弱音を吐いちゃいかんのだが、
寒いものは寒いのよ。
乗ったことがない人よ、数時間ぶっ続けで乗ってごらん。
車で一日500キロ走るほうが3倍は楽だぜ。
車でも一日300キロ以上走ったこと何回かあるけど、
疲労度は話しにならんくらい違うよ。
まぁ、単車が好きだから乗るんだけど。
でも寒すぎるのは耐えられぬ。

一人で行こうかと思ったが、
誘って欲しそうなR子ちゃんにメールしてみた。
やはり来るとのことだった。
初心者連れだから走りの喜びは胸にしまって、
近場の紅葉を狙って移動開始。
最初に保津峡。
保津川の川面は緑を基本にちらほらある赤と黄色を映して綺麗だった。
あのアップダウンにパニくってR子ちゃんがみごとに転倒！
通りすがりのチャリダーおじさんに起こしてもらってた。
二人でお礼を言った。
初心者には過激だったな。
少し反省するが、一ヶ月経って
天狗になりかけた彼女にとっていい経験になっただろう。
誰もが天狗になりかけるが、こういう戒めが抑制するものだ。
嵯峨水尾・嵯峨樒ヶ原を超えたところで
寒さに我が寒がりバイクがプスン。すねちゃった。
バイク用語の「かぶる」状態になったんよ。
四輪専門の人にも分かるように解説すると
不完全燃焼してプラグに炭素が付着した状態ですよ。

そこからひたすらにるり渓へとひた走った。
山々が色づいていた。
今年の紅葉は悪いと騒がれているが、
それは観光地が悪いのであって、
山奥などは例年と全く変わらぬとは言えないものの、
それなりの色づきを見せてくれた。
空腹の我々はるり渓温泉のレストランで食事をしようとしたが
さすがにシーズンということもあってすごい行列！
紅葉の時期じゃなかったらあんまり人がいないのに。
そこを諦めてR173へ。
R子ちゃんが大阪府、兵庫県を
少しでもいいから走りたいんだと。見栄っ張りめ。
管轄が変わっても国境じゃないんだから何も変わらないよ。
江戸時代じゃないんだから。

北上すると、
雰囲気のよさげなログハウスのレストランを発見。
ミラーに映るR子ちゃんのすごく入りたそうな顔。
一人なら絶対入らないが、俺も男だ、女にゃ弱い。
詳細は語らないが、
すごく素敵な奥さんがやっているお店で
我々はすっかり気に入ってしまった。
俺は惚れちまった。
片道2時間かかるが時々通うかもしれない。

夜風呂で瞑想をしていると、よい気分転換になった。
この数日で感性が鋭くなっている