ウチの大学にない学術論文を読まなくちゃいけなくなった。
ウチの図書館から請求もできるけど時間がない。
それじゃ他の大学に在籍している知り合いを頼ろう。
そんなかんじでR子ちゃんに論文3本を頼むこととなった。
それを本日コピーし終えて返すために彼女に会った。
会って論文渡すだけじゃ、あれだし、ついでにお茶でも。
ということで大学裏の山猫軒へ。
宮沢賢治の「注文の多い料理店」より命名されたお店だ。
11時開店と同時に僕らは入店した。
雑誌のグルメガイドやネットで調べたとおり
雰囲気の良いお店だった。
彼女はワッフルとアメリカンを、
僕は体調が悪いのでランチは食べきれないだろうと思い、
お子様用のセットを注文した。

小洒落た雰囲気。
僕は昔、これが大嫌いだった。
いや、単に苦手だったのかも。
僕は異性としての女性に憧れながらも、
それに戸惑いまた嫌悪した。
現在そういう付き合いを彼女とも女友達とも
平然とこなしている。
寧ろ楽しんでいるくらい。
そんなことにふと気付いたひと時だった。

食後、バイクの練習に少し付き合った。
京都の人でも知らない地名が続く。
原谷→鷹峰→京見峠→杉坂→真弓→持越峠→雲ヶ畑。
恐らく京都に余程詳しい人かバックパッカー、
チャリダー、ライダーくらいしか知らない地名の連続だろう。
京都は市街地・郊外を抜けた辺境のような土地であっても
平安時代くらいからの歴史があり、
その風土も残っているのが素晴らしい。
京見峠の茶屋に初めて入店した。
僕はいつもここを通る時は
夜の周山街道(R162)を抜ける時か夜景を見に行く時だから
昼間に来たのは多分2回目くらいだった。
R子ちゃんは善哉を、僕はわらび餅を頼んだ。
おばあちゃん(店主)「はい、おぜんざいですね」
「おぜんざい」の言い方が耳に残った。
古きよき時代。白い割烹着姿の老婆。
そのようなイメージだ。
近頃このような老婆を見ない。
ウチの祖母も割烹着姿を着なくなった。
その代わりジャージ姿が増えたように感じる。
店内の造りは古く、
梁はしっかりしていて釘を使わず組み立てた昔の建築だった。
アート方面の人間はここに来ると創作意欲が湧くかもしれぬ。

夕方に沙ちゃんから電話あり。
珍しいからなにごとかと思った。
僕が以前言っていた北山のカフェに行きたいが
場所が分からんとのこと。
なんだか微笑ましいのでテンションを上げて会話した。

徹夜明けだったので夜7時には眠った。

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