夕方三条河原に集合の掛け声のもとC・Bの祭りが始まった。
正直言うと、僕は当初断るつもりだったんだわ。
勉強の調子が芳しくないのと、やりたいことが山積しているからね。
だけど彼と会う機会もそうそうないはずだし、
なんだかただならぬ思いを感じたから参加を決心したのよ。
最後の祭りだか宴だかそんなことを言っていたように覚えてる。
HPの更新も忙しくてなかなかできないようだし、
これは会わねばならんなと直感したんだ。
三条を下った石のベンチに坐っていると彼は現われた。
眼鏡をかけてないから一瞬気づかなかったけれど、雰囲気で分かった。
見たことも会ったこともない彼の友人が次々と現われた。
自己紹介しろと言うのでぎこちなく挨拶。
結局何人集まったんか知らんけど、
15人くらいか?覚えられるはずがない。
でも悪い気分じゃなかったな。
木屋町に面した飲み屋とバーの中間みたいなお店にぞろぞろと入店して
適当にみんな、近くの人間を捕まえて語っていたっけ。
僕なんぞは一人も面識ないからしばしば相手を間違えた。
同じ質問をして
「さっき紹介したやろ」と女の子におでこを叩かれもした。
面白かったからええけど。
一言も話していない人も3,4人いた気がするな。
本日のために24時間胃袋を空にしといた。
おかげでたくさん食べられましたな。
僕は羽目を外すというかトランス状態を
そうそう他人に見せるタイプじゃないから、
他人の食事を装ったり、相づちをうったり、質問をしたりと
黒子のようになるのが好きだ。
そうしているうちに誰かと意気投合する。
極端に譬えるならば
浅く広くよりは深く狭くの方がどちらかと云うと好きなのよね。
ああいうノリはもう4年くらいしていなかったから、
ちょっと疲れましたわ。
みんなフレッシュやねぇ。
お金がないのと時間がないのとで1次会で辞して駅へ歩いた。
今回特に気になった人は2名いた。
僕の向かいに坐っている時間が長くて話し相手になってくれたS君。
僕と同郷らしい娘さん。
娘さんとは文学やマンガの話、歴史の話が通じたので楽しかった。
S君とは三条京阪まで歩いて更に立ち話をして
メールアドレスの交換にも応じてくれた。
彼とは帰宅後もいくらか思うことをメールし合った。
今夜のことは色々な人間の今と未来が仄見えたようで不思議だったな。
ここで一度顔を合わせただけの人間と
道が重なることはもうないかもしれない。
でもそれは当然のことだし僕の望むところでもない。
あの一瞬を結晶化して保存することができたなら、さぞ面白かろう。
出発前に宮本輝の「星々の悲しみ」を読んだためかなぁ。
未来を思いながら他の人間のことを考えてみると、
宴の後は死臭がする。
正直言うと、僕は当初断るつもりだったんだわ。
勉強の調子が芳しくないのと、やりたいことが山積しているからね。
だけど彼と会う機会もそうそうないはずだし、
なんだかただならぬ思いを感じたから参加を決心したのよ。
最後の祭りだか宴だかそんなことを言っていたように覚えてる。
HPの更新も忙しくてなかなかできないようだし、
これは会わねばならんなと直感したんだ。
三条を下った石のベンチに坐っていると彼は現われた。
眼鏡をかけてないから一瞬気づかなかったけれど、雰囲気で分かった。
見たことも会ったこともない彼の友人が次々と現われた。
自己紹介しろと言うのでぎこちなく挨拶。
結局何人集まったんか知らんけど、
15人くらいか?覚えられるはずがない。
でも悪い気分じゃなかったな。
木屋町に面した飲み屋とバーの中間みたいなお店にぞろぞろと入店して
適当にみんな、近くの人間を捕まえて語っていたっけ。
僕なんぞは一人も面識ないからしばしば相手を間違えた。
同じ質問をして
「さっき紹介したやろ」と女の子におでこを叩かれもした。
面白かったからええけど。
一言も話していない人も3,4人いた気がするな。
本日のために24時間胃袋を空にしといた。
おかげでたくさん食べられましたな。
僕は羽目を外すというかトランス状態を
そうそう他人に見せるタイプじゃないから、
他人の食事を装ったり、相づちをうったり、質問をしたりと
黒子のようになるのが好きだ。
そうしているうちに誰かと意気投合する。
極端に譬えるならば
浅く広くよりは深く狭くの方がどちらかと云うと好きなのよね。
ああいうノリはもう4年くらいしていなかったから、
ちょっと疲れましたわ。
みんなフレッシュやねぇ。
お金がないのと時間がないのとで1次会で辞して駅へ歩いた。
今回特に気になった人は2名いた。
僕の向かいに坐っている時間が長くて話し相手になってくれたS君。
僕と同郷らしい娘さん。
娘さんとは文学やマンガの話、歴史の話が通じたので楽しかった。
S君とは三条京阪まで歩いて更に立ち話をして
メールアドレスの交換にも応じてくれた。
彼とは帰宅後もいくらか思うことをメールし合った。
今夜のことは色々な人間の今と未来が仄見えたようで不思議だったな。
ここで一度顔を合わせただけの人間と
道が重なることはもうないかもしれない。
でもそれは当然のことだし僕の望むところでもない。
あの一瞬を結晶化して保存することができたなら、さぞ面白かろう。
出発前に宮本輝の「星々の悲しみ」を読んだためかなぁ。
未来を思いながら他の人間のことを考えてみると、
宴の後は死臭がする。
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