京の観光その2

今日もみづきと観光。昼前から京都御所へ。
御苑内の散歩は一人でもするけど、
内部の拝観は一人じゃ行きづらいので丁度良い機会だった。
太平洋戦争でも空襲で焼けなかった京都の街だから
こういった名所旧跡が立派に残っている。
東京遷都前の明治天皇までが住んでいただけあって
当時は豪華な造りだったと言えるんじゃないだろうか。
なかなか面白かった。
これは大宮御所や桂離宮も期待できる。
別の機会に行ってみたいものだ。

それから中途半端な距離だから鴨川経由で下鴨神社まで歩いた。
近頃神様は忙しいようで下鴨神社なら車ごとお払いしたり、
昨日の白峯神宮なら蹴鞠の神様がサッカーに広がり
いつの間にか球技一般に効き目が出るようになったらしい。
今では何でもありだな。
手と口を清め、神道形式の2礼2拍手1礼で参拝。
それから定番のみたらし団子も食べた。

出町柳界隈から百万遍にかけてやたらと母と子の組み合わせが増えてきた。
しかも教育ママとマニアックな子の組み合わせばかり。
一目でK大に入学する奴が下宿探しに上洛してきたと分かる。
そのことをみづに話しながら「あれもK大、これもK大」と笑いながら歩いた。
そうやって大学構内を散歩した。
住宅情報誌をたくさん渡されないことが18歳前後に見られていない証明。
若造と思いながらも歳を取ったもんだ。
大学裏の吉田神社も見物。
みづの体力不安から吉田山は登らずに住宅街を抜けて銀閣寺へ行った。
平日にしては観光客が多くて少し驚いた。
5回くらい行っておきながらこう言うのも憚られるけど、
金閣は一目で飽きるのに対して銀閣寺は来るたびに発見があるように思える。
小雨の銀閣寺は初めてで趣があった。

哲学の道はまだ桜の開花もないから閑散としていた。
桜が咲いたくらいで騒々しくなるのも嫌だけど。
南禅寺の三門に登ると良い景色が広がる。
京都は条例で10階以上の建築物は認めていない。
しかも10階建てならば1階は店舗じゃなければならないという条件。
人口が150万いるのに建物が低いから一戸建ての密集具合がひどい。
京都で一戸建てに住むなら北山希望だ。
南区や伏見、山科は治安が悪いし京都らしさが薄いから。

琵琶湖疏水を沿って平安神宮まで歩くと
いつも通り人力車の兄ちゃんが声をかけてきた。
兄ちゃんをすり抜け平安神宮を覗いていると、
警備員が門扉を閉めて追い出しにかかってきた。
日が暮れるのも遅くなったもんだ。