何度目？！

新入生で溢れるキャンパス。
おぉ〜、みんな若い若い、
っていうか最近の子って男の子も女の子もかわいいねぇなどと言う自分は既におっさん。
「近頃の若者は」云々を若造が言っているわけで笑えるし、
実際口に出して後輩などに言ってみると笑われる。
若き長老らしいから。

学生街で昼食を摂ってカウンセリング。
今日はどういう流れか分からぬが就職と文学の話がメインだった。
就職の話は疲れたさ。
人間必ずしも正直がプラスの方向に働くわけではなくて
就職の「正しい」指導法によると僕は色々隠さなくてはいけないことがある。
面倒臭いもんだ。
バカ正直に堂々と答えたら一発で落とされたが、飄々と演じたら落ちなかった。
そういう結果は確かにあった。
ただ短絡的にそのせいだけで落ちたとは思わずに
そのハンデを乗り越えるだけの実力を持っていない自分が悪いと思いたい。
ところで文学の話題は意味が分からないけどいきなり吹っかけられた。
金原ひとみだっけな？綿矢りさと芥川賞受賞したおなごは。
彼女のことは知らないがカウンセラーは自己表現としてはいいんじゃないのか、
目くじら立ててたたかなくてもいいんじゃないかと言っていた。
村上龍も同じようなもんだし、と。
僕は金原や綿矢の実力や資質云々というよりは
それを過剰に評価する自称読書家のベストセラー買いとかが嫌いなだけなんだけれど。
日記には書かないけれど僕の村上龍評価はそれほど良くない。
福田和也評「時代の最先端を歩んでいるつもりで時代の3歩後を歩いている」
は言い過ぎにしても外れてはいないと思う。
一言で「恥知らずの人」と言うのが僕の評価。
10冊くらいは読んでいるから読まず嫌いって程読んでいないわけでもないだろうよ。
彼のいい作品は恥知らずが故に書けた作品が多いようにしか思えないんだもの。
恥知らずが故に呆れるほどダメな作品も書くし。

事務室で所用を済ませると暇になったから王に電話をかけて呼び出してみた。
彼も本日健康診断だから。
今から学校に行くと言い30分後に彼は来た。
そしてカフェで野球談議に花を咲かせた。

それから二人で健康診断に向かった。
僕は15キロ近く痩せた時期もあったが今年はリバウンドで7キロくらい太ってしまった。
血圧は案の定引っかかってしまい再検査することになった。
毎回のことだから緊張してしまって脈拍が90とかいってしまい血圧も140くらいになる。
1回目は機械で測定するけど2回目は手動のポンプで検診。
2回目は高岡早紀似のお姉さんだったので気が散ってしまい1回目とは違う意味で緊張した。
お姉さんが綺麗だから見ていたいけど見ると血圧が異常になるかもしれないなどと
アホなことを考えお姉さんとは違う方向を見つめていた。
測り終わると安心しお姉さんと会話して存分に見つめた。
会話するのはお姉さんを見つめても変に思わせないため。
僕がこんなバカなことしているのを知る由もなく王は待っていてくれた。
とっても偉い奴だ。そしてもの凄くバカな僕だ。