実用

2004年6月20日 日記・雑記
漢字検定2級受けてきました。
自己採点では正答率90パーセント台後半だから合格するはずです。
なんでこんなものを受けてきたかというと
他人への分かりやすさを追求したんですね。
「僕は東洋史を学んでいますから漢字に詳しいです」
なんて言っても、誰もどの程度詳しいのか分かってはくれないでしょう。
そこで資格に手を出すわけです。
自己研鑽ではなく他人に分かりやすくするための受験です。

僕に言わせてもらえば漢字検定なんか取得してもクソの役にも立ちません。
取得することによって僕の本質が少しでも変わればいいんですが、
変わるわけがない。
だって漢字検定なんて漢字のなんたるかを問う試験ではありません。
ただのクイズなんですもの。
表面的知識を問うだけで本質を突くものではない。
参考書や問題集の解答も納得いきません。
なんでこの答えが違うの?
そういう場面によく出合います。
大漢和辞典を持ち出すまでもなく普通の漢和辞典で引いても
僕の答えは間違っていないのに、
検定では正答にならない問題がいくらか存在します。
だからクイズでしかありえないのです。

漢字検定は商業的に成功を収め、広まりつつありますが、
やっぱりその軽さは否めませんね。
あれは学問ではなくただのクイズかゲームです。
高校受験や三流大学の入試にそっくりです。
考える力ではなく暗記力だけしか要らないですからね。

言うまでもなく、
漢字に何の興味もない人間を取り込んでいくのに一役かっている、
その効用は認めますが。

去年(財)漢字能力検定への就職活動で落とされたからって、
ひがんで書いているわけじゃないですよ。

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