日の出を見た(第2回北海道ツーリング7日目)
2004年9月15日 観光や旅今朝も随分冷え込んだ。
温度計がないから分からなかったけれど、5度前後なのは間違いない。
5時ごろ寒すぎて眼が覚める始末だ。
大阪チャリダー、大阪ライダー、湘南女ライダー、俺だけが早起きした。
いや、多分俺が迷惑にもごそごそすることで3人を起こした。
列車内にいてもやることもない。
寝ている人を起こすから話すこともできない。
外は寒いけど日の出が見れそうだし、4人は外へ出た。
大阪組は元気だ。
大阪チャリダーははしごで道の駅の屋上に登り日の出を独り占め。
大阪ライダーは荷造りの準備。
俺はうろうろしながら乾パンを食べ、
湘南の子は寝袋に包まったまま顔と足だけ出してのそのそしていた。
そんな具合で小さな町の向こう側(オホーツク海)からの日の出を見た。
極めて普通の日の出だ。
そしてさよなら興部。
世話になった興部。
R238をひたすら南下。
サロマ湖は意外と遠いが朝陽を浴びながら走るのはいい気分だ。
まずは三里浜へ。
でっかい砂嘴だ。
入り口から先端まで7、8キロくらいあった。
駐車場にバイクを置いて堤防を乗り越え浜辺を走ってみた。
波がどっぱーん、どっぱーんと音を立てていた。
どれくらい波が高いのか近づいてみると大迫力で危なかった。
本気でダッシュして高波から逃げた。
駐車場に戻ると隣の展望台から女性ライダーが降りてきた。
話しかけたけど素っ気無い。
こりゃダメだと思い、展望台に登って景色に集中した。
「それじゃお先です」と出発。
CBR400なんてレプリカに乗る女だ、つんつんしてても仕方ない。
道の駅でトイレに寄る。
ちょっとしたことが発覚した。
社会の窓を開けたまま行動していたらしい。
さっきのお姉さん、気付いたんかな?と思いながらも、
俺にはよくあることだから全く慌てない。
名物ホタテバーガーを味わおうと北○水産に立ち寄るとCBRが。
彼女、今回はきちんと会話してくれた。
駐車場から店内まで話をしながら一緒におみやげ物なんぞを見た。
俺の朝食はホタテバーガー。
結構ボリュームがあった。
CBRお姉さんはホタテバーガーに興味があっても
民宿の朝食をしっかり食べてきたためか注文しなかった。
でもホタテバーガーというものを見たかったらしく、
俺が食べ始めるのを待っていた。
それでホタテバーガーをしっかり見終わると、さっさと出発してしまった。
俺の目的地と逆方向。
ちぇっ。
総括、チャックの閉め忘れには留意しよう。
能取岬。
それほど有名じゃないけど、俺はここをいたく気に入っている。
牧場の緑と海の青さ、空の青、これらがなんとも言えない。
能取岬好きの友人にメールをすると、仕事中というのに返事をくれた。
「俺も能取岬は隠れた、素敵やんポイントやと思う」
網走市街へ出て北方民族博物館へ。
ここは去年、行きたかったのに時間の都合でカットした場所だ。
こういった博物館を訪れるライダーは少数派だと思う。
みんなベタな博物館網走監獄なんぞは行くのに(雑誌の影響だな)。
そりゃ景色といったらなんの前提知識も必要なく
直感だけで素敵だと思える場所もいいけど、
もっと頭を使った楽しみ方もしようよ。
お昼ごはんは女満別で。
限定のしらうお丼を食べた。
丼のような和食を久しぶりに食べるとおいしさ倍増だ。
道の駅は「わ」ナンバーが非常に多かった。
レンタカーってご親切にナビまでついてるのがほとんどなのに、
奴ら運転が下手で遅いんだよね。
走行中地図も見れないのに走っているライダーを見習って欲しい。
今日のツーリングハイライト、美幌峠。
北海道が広いといっても、大したことはない。
今朝興部で会った九州CBXライダーと再会するほど狭いんだから。
美幌峠の下りはたまらない。
屈斜路湖が一望できるのだ。
湖のカルデラを見下ろしながらワインディングをこなしていく。
気分は盛り上がる。
屈斜路湖畔をスルーして摩周湖方面へ走った。
そこに何があるのかというとスイーツがあるのです。
くりーむ○話という店舗はレンタカーでいっぱいだった。
それも夫婦や若いカップルオンリー。
そんな中、小汚い格好をした男一匹ツーリングライダーが
駐車場へ乗り付けると注目を浴びるわけだ。
でも俺はそんな視線なんかに負けない。
だって甘党だもの。
平然とすたすた歩いていき注文を済ませ、
夕張メロンだとかダブルのトッピングのジェラートをおいしそうに食べてやった。
そしてターン。
屈斜路湖畔を快走する。
湖畔のアイヌ民俗資料館。
資料が多くなくて館内も狭い割には入場料(310円)が高い。
網走の北方民族博物館の充実がここをしょぼく感じさせた。
資料館の隣にアイヌ民芸のお店がある。
その裏にあるのがコタン温泉だ。
ここは半混浴。
男女別の脱衣所があるのに、湯船が丸見え且つ繋がっている。
男子にとってはおいしい温泉なんだそうな。
俺はおばちゃん・おばあちゃんだらけ、若い娘だらけの混浴が苦手だ。
今回は若いカップル率100パーセントだった。
男女共に全員水着着用。
俺は水着が嫌いだから、海パンを持っていても着けず、一人だけ素っ裸で入浴。
だって面倒臭いし着用は義務じゃないんだもの。
温泉は須らく裸で入るべきだ。
水着で入浴なんて気持ち悪いじゃないか。
しかも温泉だとあがってから水着を洗わなきゃ臭ってくるし。
そんな俺の主義に近い男性が一人やって来た。
彼も素っ裸で平然としていた。
男湯(一応)にいる彼氏の元に女がやって来て入っている状況で我ら二人だけ裸。
彼に親近感が湧いた。
夕陽がきれいでカップルどもはなかなか出て行ってくれなかった。
独り占めしたかったのにな。
ちょっとだけ離れた宿に着き、部屋へ入るとコタン温泉で出会ったCBR600兄さん。
「おぉっ、さっきの」と同時に叫んだ。
そして、水着はけしからんとすぐに意気投合した。
彼も俺もカムイワッカ湯の滝(知床半島にある秘湯)でしか
着用したことがないという共通点があった。
BMW(四輪じゃなく二輪)おじさんもそこへやって来て、
3人で和琴半島の温泉に行くことに。
和琴温泉も混浴。
ええ、いましたとも、女が。
70〜80代くらいの熟女たちが。
ここらへんになると恥が全くないから逆にこっちが困る。
完全に日が落ちていたから助かったけど。
地元のおじさん、おばさんにまみれながら温泉を堪能した。
3人で屈斜路湖の温泉は全部ガソリン臭いと話し合っていると、
地元民はそんなことないだろ、と。
でもこの人たち、慣れているから何とも思わないだけだと思うんだよね。
宿に帰ると鹿肉を使ったジンギスカン(羊肉だよね、普通は)が待っていた。
それはもはやジンギスカンじゃないというツッコミは止してくれ。
うまけりゃいいじゃないか、なんでも。
(続く)
温度計がないから分からなかったけれど、5度前後なのは間違いない。
5時ごろ寒すぎて眼が覚める始末だ。
大阪チャリダー、大阪ライダー、湘南女ライダー、俺だけが早起きした。
いや、多分俺が迷惑にもごそごそすることで3人を起こした。
列車内にいてもやることもない。
寝ている人を起こすから話すこともできない。
外は寒いけど日の出が見れそうだし、4人は外へ出た。
大阪組は元気だ。
大阪チャリダーははしごで道の駅の屋上に登り日の出を独り占め。
大阪ライダーは荷造りの準備。
俺はうろうろしながら乾パンを食べ、
湘南の子は寝袋に包まったまま顔と足だけ出してのそのそしていた。
そんな具合で小さな町の向こう側(オホーツク海)からの日の出を見た。
極めて普通の日の出だ。
そしてさよなら興部。
世話になった興部。
R238をひたすら南下。
サロマ湖は意外と遠いが朝陽を浴びながら走るのはいい気分だ。
まずは三里浜へ。
でっかい砂嘴だ。
入り口から先端まで7、8キロくらいあった。
駐車場にバイクを置いて堤防を乗り越え浜辺を走ってみた。
波がどっぱーん、どっぱーんと音を立てていた。
どれくらい波が高いのか近づいてみると大迫力で危なかった。
本気でダッシュして高波から逃げた。
駐車場に戻ると隣の展望台から女性ライダーが降りてきた。
話しかけたけど素っ気無い。
こりゃダメだと思い、展望台に登って景色に集中した。
「それじゃお先です」と出発。
CBR400なんてレプリカに乗る女だ、つんつんしてても仕方ない。
道の駅でトイレに寄る。
ちょっとしたことが発覚した。
社会の窓を開けたまま行動していたらしい。
さっきのお姉さん、気付いたんかな?と思いながらも、
俺にはよくあることだから全く慌てない。
名物ホタテバーガーを味わおうと北○水産に立ち寄るとCBRが。
彼女、今回はきちんと会話してくれた。
駐車場から店内まで話をしながら一緒におみやげ物なんぞを見た。
俺の朝食はホタテバーガー。
結構ボリュームがあった。
CBRお姉さんはホタテバーガーに興味があっても
民宿の朝食をしっかり食べてきたためか注文しなかった。
でもホタテバーガーというものを見たかったらしく、
俺が食べ始めるのを待っていた。
それでホタテバーガーをしっかり見終わると、さっさと出発してしまった。
俺の目的地と逆方向。
ちぇっ。
総括、チャックの閉め忘れには留意しよう。
能取岬。
それほど有名じゃないけど、俺はここをいたく気に入っている。
牧場の緑と海の青さ、空の青、これらがなんとも言えない。
能取岬好きの友人にメールをすると、仕事中というのに返事をくれた。
「俺も能取岬は隠れた、素敵やんポイントやと思う」
網走市街へ出て北方民族博物館へ。
ここは去年、行きたかったのに時間の都合でカットした場所だ。
こういった博物館を訪れるライダーは少数派だと思う。
みんなベタな博物館網走監獄なんぞは行くのに(雑誌の影響だな)。
そりゃ景色といったらなんの前提知識も必要なく
直感だけで素敵だと思える場所もいいけど、
もっと頭を使った楽しみ方もしようよ。
お昼ごはんは女満別で。
限定のしらうお丼を食べた。
丼のような和食を久しぶりに食べるとおいしさ倍増だ。
道の駅は「わ」ナンバーが非常に多かった。
レンタカーってご親切にナビまでついてるのがほとんどなのに、
奴ら運転が下手で遅いんだよね。
走行中地図も見れないのに走っているライダーを見習って欲しい。
今日のツーリングハイライト、美幌峠。
北海道が広いといっても、大したことはない。
今朝興部で会った九州CBXライダーと再会するほど狭いんだから。
美幌峠の下りはたまらない。
屈斜路湖が一望できるのだ。
湖のカルデラを見下ろしながらワインディングをこなしていく。
気分は盛り上がる。
屈斜路湖畔をスルーして摩周湖方面へ走った。
そこに何があるのかというとスイーツがあるのです。
くりーむ○話という店舗はレンタカーでいっぱいだった。
それも夫婦や若いカップルオンリー。
そんな中、小汚い格好をした男一匹ツーリングライダーが
駐車場へ乗り付けると注目を浴びるわけだ。
でも俺はそんな視線なんかに負けない。
だって甘党だもの。
平然とすたすた歩いていき注文を済ませ、
夕張メロンだとかダブルのトッピングのジェラートをおいしそうに食べてやった。
そしてターン。
屈斜路湖畔を快走する。
湖畔のアイヌ民俗資料館。
資料が多くなくて館内も狭い割には入場料(310円)が高い。
網走の北方民族博物館の充実がここをしょぼく感じさせた。
資料館の隣にアイヌ民芸のお店がある。
その裏にあるのがコタン温泉だ。
ここは半混浴。
男女別の脱衣所があるのに、湯船が丸見え且つ繋がっている。
男子にとってはおいしい温泉なんだそうな。
俺はおばちゃん・おばあちゃんだらけ、若い娘だらけの混浴が苦手だ。
今回は若いカップル率100パーセントだった。
男女共に全員水着着用。
俺は水着が嫌いだから、海パンを持っていても着けず、一人だけ素っ裸で入浴。
だって面倒臭いし着用は義務じゃないんだもの。
温泉は須らく裸で入るべきだ。
水着で入浴なんて気持ち悪いじゃないか。
しかも温泉だとあがってから水着を洗わなきゃ臭ってくるし。
そんな俺の主義に近い男性が一人やって来た。
彼も素っ裸で平然としていた。
男湯(一応)にいる彼氏の元に女がやって来て入っている状況で我ら二人だけ裸。
彼に親近感が湧いた。
夕陽がきれいでカップルどもはなかなか出て行ってくれなかった。
独り占めしたかったのにな。
ちょっとだけ離れた宿に着き、部屋へ入るとコタン温泉で出会ったCBR600兄さん。
「おぉっ、さっきの」と同時に叫んだ。
そして、水着はけしからんとすぐに意気投合した。
彼も俺もカムイワッカ湯の滝(知床半島にある秘湯)でしか
着用したことがないという共通点があった。
BMW(四輪じゃなく二輪)おじさんもそこへやって来て、
3人で和琴半島の温泉に行くことに。
和琴温泉も混浴。
ええ、いましたとも、女が。
70〜80代くらいの熟女たちが。
ここらへんになると恥が全くないから逆にこっちが困る。
完全に日が落ちていたから助かったけど。
地元のおじさん、おばさんにまみれながら温泉を堪能した。
3人で屈斜路湖の温泉は全部ガソリン臭いと話し合っていると、
地元民はそんなことないだろ、と。
でもこの人たち、慣れているから何とも思わないだけだと思うんだよね。
宿に帰ると鹿肉を使ったジンギスカン(羊肉だよね、普通は)が待っていた。
それはもはやジンギスカンじゃないというツッコミは止してくれ。
うまけりゃいいじゃないか、なんでも。
(続く)
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