夕陽っておいしいの（第2回北海道ツーリング11日目）

朝からしとしとと雨が降っていた。
雨になると途端に連泊者が増える。
滋賀ライダーと広島原付ライダーで昼まで雑談をしていた。
広島原付ライダーは大学生だった。
大学生のレベルってある程度話すと分かるよね。
別に偏差値的な話じゃないけど。
まぁ、広島って聞いただけで、
あそこにゃ広大以外にロクな大学ないから…、
おぉっと口がすべるところだった。

雑誌に載っているお菓子屋さんを訪ねて10キロくらい歩いた。
フィッシャーマンズワーフへ寄り道したが何もおもしろくなかった。
雨の湿気の中歩くのは蒸し暑かった。
500円で随分買った。
生ドラ焼
さつまいもパイ
カステラ
レモンシュー。
帰路、ライダーハウスの奥さんに出会いこう言われた。
「あら、ケーキ買ってこられたんですね」
↓
訳「あーらら、こんなかわいらしいもん買っちゃって」
勝手に訳してみたけどこんな感じかな。
でもこの奥さん好きだしお茶目（？）なところ見られてもいいの。

お菓子を食べながらマンガを読み続けた。
夕方前、滋賀ライダーがやって来て言う。
「こんな時に走らないのはライダーと言えないでしょう。どっか行きますか？」
あれ、いつの間に雨やんだんだ？
俺は彼と走ることにした。
冷却水が漏れるから近場だけという条件で。

春採湖はただの散歩道だった。
日曜日だから色んな人が散歩してた。

釧路港埠頭で彼が鳥羽一郎のポーズで写真撮影。
俺は勝手に繋留してある船を俺の船だと言わんばかりに引っ張るポーズ。
アホな二人だ。

夕暮れ時、釧路の高台にある住宅街へと上った。
「おっ、これはおいしいですよ」
彼はマンションのフェンスを乗り越え絶好の撮影ポイントを抑える。
何の撮影ポイントかというと夕陽。
釧路の街を一望しながらね。
ここでも住民のおじさんがやって来て
「わざわざ遠いところ」というトーク。
いちいち日記にゃ書いてないが本当によく話しかけてくる北海道の人は。

毎晩行われる食べ物トーク（あそこの何がうまいとか）
興部と釧路で長居している俺は自然と情報量が多いから色々聞かれる。
みんなうまいもんが食べたいというので
先日のお寿司屋さんへ行くことになった。
5名連れたって釧路中心部から10キロ以上離れたお店へ。
俺はXJR1300に2ケツさせてもらった。
2ケツすることは多々あってもさせてもらうのって滅多にないから新鮮だった。
大型はいい。
排気音の大迫力と加速。
ところで肝心のお店は定休日で俺の責任問題となった、冗談でだけど。
俺が定休日なんて知るはずないんだから。
腹をすかせた野郎共5人は地元の食べ放題へ行くこととなった。
バイク4台で乗り付けると結構な迫力だった。
北海道の焼肉食べ放題はなかなか独自性があった。
肉は普通なんだけど、例えばメロンが摩周メロン。
これがうまいの、食べ放題のくせに。
全員アホみたいに食べまくって、お店に損をさせた。

ライハに戻ると主人が俺の愛車の整備完了させてた。
これで明日から走れる。