男臭い（第2回北海道ツーリング14日目）

本日も雨降り。
だからS君もT君もNさんも連泊だった。
で、雨天中頑張って走っていたライダーたちも
たくさんこのライハに逃げ込んできた。
男部屋は人口密度がすごく高くなった。
おまけにすかしたハーレー乗りがいて、
無口で偉そうな態度かつからみにくくて
S君と俺は部屋から逃げ出してスーパーへ買い物に行った。
路上でT君、店内でNさんと合流し貧乏グルメを考えつつ食料を買った。

スーパースポーツに乗っているお姉ちゃんを
「ねえさん」「ねえさん」といつの間にか慕っている男数名。
おじいさんが山で柴刈り、
おばあさんが川に洗濯ならば、
ねえさんはパチンコで金稼ぎに…、いやこれほんと。
ねえさんは勝負師なのだ。
事実2万円稼いで来た。
おこぼれに与りたいハイエナを尻目にねえさんコンビニ・グルメ。
矢鱈と俺にお寿司屋さんの場所を聞く。
資金調達したから後は食べるだけなんだろう。

男4人でキッチン。
料理はS君に任せる。
以降彼は料理長と呼ばれることとなった。
出来上がった食事を食べようにも男子部屋はキツキツだから女部屋にお邪魔した。
今宵は祭りだと言いながら。

ねえさん「今日何してました？」
一同「何もしてません」「それを聞かれると痛い」
そう答えざるを得ないほど何もしなかった一日だ。
メシをつつきながらテレビなんぞを観て男4人とねえさんで過ごした。

夜、大人の散歩（別名ピンク色の散歩）をし、いっぱい声をかけられた。
みんな貧乏だから入んないけどね。
中には貧乏なのに入ると意気込んでる兄さんがいたけど。

深夜まで起きているとバイク屋の主人に声をかけられる。
うるさいと怒られるのかと思ったら違った。
「吉牛行かねぇか？」
「え？いいんスか」
そんなわけで主人と奥さんに車で連れられ、
連泊組4人は豚キムチ丼を食べさせていただいた。