僕の将来は…

2004年11月11日 音楽
大黒摩季「BACK BEATs #1」ビーグラムレコーズ 1995/12/11
ストップ・モーション
DA・KA・RA
チョット
君に愛されるそのために…
別れましょう私から消えましょうあなたから
あなただけ見つめてる
夏が来る
永遠の夢に向かって
リターン・トゥ・マイ・ラヴ
ら・ら・ら
恋はメリーゴーランド
いちばん近くにいてね
愛してます
ロックス

自分が中学生だったころにはビーイング系の音楽が流行していた。
近田さんがJポップって言葉を作り始めた頃だ。
いやまだ彼もJポップって呼んでなかったかもしれない。
ビーイング系って言えば
ZARD、大黒摩季、WANDS、B’z、T−BOLAN、
DEEN、FIELD OF VIEW、ZYYG、REV、宇徳敬子などなど
思いついたくらいしか挙げてないけどもっともっといっぱいいたと思う。
まだエイベックスはtrf(当時は小文字)くらいしか売れてなかった。
ビーイング系の軽やかなポップスは日本総郊外化(現在に至るまで)に
うかれる日本国民の産物だった、と思う。
カッコつけた田舎ヤンキーがT−BOLANを聴いてみたりね。
冷静に考えるとすごくカッコ悪いんだけど、今考えると。
でも当時は誰もそうは思わなかったんだ。

ビーイング系ん中で今聴いても恥ずかしくないかなって思えるのが
ZARD、大黒摩季、B’z。
僕は自ら進んでCDプレイヤーにかけたり好んで聴かないけど、
懐メロなんかで流れてるのが嫌いじゃない。
見事に消費されつつ生き残っていると思うから。
表立って動かなくても固定ファンがいるってことはこれまた見事だ。

中校生の僕は大黒摩季に大人を感じていた。
大人の女ってこんな感じに愚痴をこぼしたりするんだろなって。
女の人生の悲哀がつまっていたから。
当時の僕は10年後(25歳)の自分と出会い恋愛している女性を思い描いてみた。

彼女はOLで会社でつらいことがあると帰宅してから大黒摩季を聴く。
「ら・ら・ら」とかドライブしながら聴くんだ。

青かった!!
青かった!!
実に青かった!!
僕…、いや俺は25歳になるというのにまだ働いてもいやしねぇ。
自分専用のクルマも持ってやしねぇ。
バーなんて渡り歩くつもりが俺、全くの下戸だった。
顔は悪くない方になるつもりが結構カッコ悪かった。
純潔のつもりが…。
俺は非情な男で全然一途じゃなかった。

どうして俺は…。
どうして俺は…。

10年経つと想像と全然違ったや。
どうしようもねぇ。
でもこんな自分が好きだ。
自分をやめるわけにもいかんしね。

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