おっさん大学生の青春だって色々形がある
2004年11月20日 日記・雑記
学祭(学園祭)だった。
なんて書いてしまうと大学名がすごく特定されてしまうんだけど
まぁ、いいや。
学園祭で後輩んとこに頼まれてもいないのに勝手に手伝いに行くか、
広島から訪ねて来る友人と京都めぐりをするか。
二者択一だったんだけど、こういうの苦手。
「ええい両方とも引き合わせたれ!」
そんなわけで学祭に友人を連れて行くことにした。
結局サークルにはちょっとしか顔を出さなかったんだけれど。
古美研(略称、勝手に正式名を予想してください)→茶道→学生プロレス
こういったかんじで巡った。
古美研みたいなすごく真面目な学術サークルは難しい。
一般人は学術を必要としていないし。
特に大学内の真面目な活動をした経験のない人に顕著なんだけど
「サークル」っていう響きだけでお遊びだと思う人間がすごく多い。
これは「大学」って響きだけで人生最大の楽ができる時期だと思うのと
共通してるかもしれない。
茶道体験は…、足がしびれた。
作法も分からんと参加してどうなるかと思った。
結局赤っ恥かくほどのことは起きなかったからいいんだけど。
毎年一番楽しみにしてるのが学生プロレス。
俺は学生プロレスの勧誘を断ったけどちょっとだけ通じるものがある気がする。
ポイントは…、
くだらないこと・バカなことに対して己の美学を見出し
自己の価値観を曲げずクソ真面目で要領が悪い。
それで他人からは評価されない、されてもその場限りのものばかり。
でも本人は自分を貫いているだけだから根本は気にしない。
おまけに留年率がすごく高い。
不覚にも、本当に不覚にも涙が出そうになった場面がある。
後輩が紹介した引退するレスラーの不幸にめげない話。
そのレスラーの名前をMとしよう。
観客は静かに聞き入っているものもいたが、
留年するなんて人間のクズみたいなもんじゃん、
みたいなひそひそ話も聞こえた。
10カウントゴングをりりしい顔で聞き入っているMを見ると
色々思い出してきた。
俺は学祭に参加する側だったとき、プロレスはなかなか見物できなかった。
昼食をとるために休憩をもらうと、
パンを食べながら30分くらいだけ試合を見た。
初めて見た試合はMの試合だった。
貧弱そうな体で闘う彼を見て観客は笑った。
リングネームも弱そうで芸能人の名前のパクリだ。
俺は毎年少しだけ彼を見てた。
観客はよく笑った。
でも中には嘲笑ではなく応援する優しい笑いも混じっていた。
近年見ないのは卒業したからだとばかり思っていたが
そうじゃなくて事故で体の一部を切断していたからだったなんて。
10カウントゴングの後
身長・ウェイト、リングネームをコールされて
アピールポーズをとって、リングを降り、控え室に走っていくM。
表情が厳しかった。
彼はなんだか美しかった。
俺は悲しい心境になった。
物分りの良い世の中に対して怒りが湧いた。
俺は改めて鉄拳制裁しなければ気が済まない気持ちになった。
何に対してか?
世の中の一般論や理不尽。
M以外の試合は基本的にエンターテイメントに徹していて
これもプロレス美学だなと感心した。
いかさまだと勘ぐるのはナンセンス。
いかさまでもそうじゃなくてもいい。
それを理解できない奴はプロレスを知らない。
だから…、
「あのDDTは実は脇の締めが甘くてリングに頭が当たる前に離してやっている」
とかくだらない話をするな。
例えそれでも良いんだよ。
夜、久しぶりの銭湯にいった。
京都では初めてだった。
風呂上りのコーヒー牛乳も初めてだった。
他所の風呂、大好き。
なんて書いてしまうと大学名がすごく特定されてしまうんだけど
まぁ、いいや。
学園祭で後輩んとこに頼まれてもいないのに勝手に手伝いに行くか、
広島から訪ねて来る友人と京都めぐりをするか。
二者択一だったんだけど、こういうの苦手。
「ええい両方とも引き合わせたれ!」
そんなわけで学祭に友人を連れて行くことにした。
結局サークルにはちょっとしか顔を出さなかったんだけれど。
古美研(略称、勝手に正式名を予想してください)→茶道→学生プロレス
こういったかんじで巡った。
古美研みたいなすごく真面目な学術サークルは難しい。
一般人は学術を必要としていないし。
特に大学内の真面目な活動をした経験のない人に顕著なんだけど
「サークル」っていう響きだけでお遊びだと思う人間がすごく多い。
これは「大学」って響きだけで人生最大の楽ができる時期だと思うのと
共通してるかもしれない。
茶道体験は…、足がしびれた。
作法も分からんと参加してどうなるかと思った。
結局赤っ恥かくほどのことは起きなかったからいいんだけど。
毎年一番楽しみにしてるのが学生プロレス。
俺は学生プロレスの勧誘を断ったけどちょっとだけ通じるものがある気がする。
ポイントは…、
くだらないこと・バカなことに対して己の美学を見出し
自己の価値観を曲げずクソ真面目で要領が悪い。
それで他人からは評価されない、されてもその場限りのものばかり。
でも本人は自分を貫いているだけだから根本は気にしない。
おまけに留年率がすごく高い。
不覚にも、本当に不覚にも涙が出そうになった場面がある。
後輩が紹介した引退するレスラーの不幸にめげない話。
そのレスラーの名前をMとしよう。
観客は静かに聞き入っているものもいたが、
留年するなんて人間のクズみたいなもんじゃん、
みたいなひそひそ話も聞こえた。
10カウントゴングをりりしい顔で聞き入っているMを見ると
色々思い出してきた。
俺は学祭に参加する側だったとき、プロレスはなかなか見物できなかった。
昼食をとるために休憩をもらうと、
パンを食べながら30分くらいだけ試合を見た。
初めて見た試合はMの試合だった。
貧弱そうな体で闘う彼を見て観客は笑った。
リングネームも弱そうで芸能人の名前のパクリだ。
俺は毎年少しだけ彼を見てた。
観客はよく笑った。
でも中には嘲笑ではなく応援する優しい笑いも混じっていた。
近年見ないのは卒業したからだとばかり思っていたが
そうじゃなくて事故で体の一部を切断していたからだったなんて。
10カウントゴングの後
身長・ウェイト、リングネームをコールされて
アピールポーズをとって、リングを降り、控え室に走っていくM。
表情が厳しかった。
彼はなんだか美しかった。
俺は悲しい心境になった。
物分りの良い世の中に対して怒りが湧いた。
俺は改めて鉄拳制裁しなければ気が済まない気持ちになった。
何に対してか?
世の中の一般論や理不尽。
M以外の試合は基本的にエンターテイメントに徹していて
これもプロレス美学だなと感心した。
いかさまだと勘ぐるのはナンセンス。
いかさまでもそうじゃなくてもいい。
それを理解できない奴はプロレスを知らない。
だから…、
「あのDDTは実は脇の締めが甘くてリングに頭が当たる前に離してやっている」
とかくだらない話をするな。
例えそれでも良いんだよ。
夜、久しぶりの銭湯にいった。
京都では初めてだった。
風呂上りのコーヒー牛乳も初めてだった。
他所の風呂、大好き。
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