ちゃんと死にたかったら手首や首を完全に切り落としなさい。
ちびちび切ってしょうもない自分の存在を確認したり、
他人に気遣ってもらったりしてんじゃない、甘ったれ。
はい、くだらない話はおしまい。
それでは別の話。
テレビ観ながら思い出したことがある。
先月、札束を拾った。
ぱっと見、30万円はあった。
落ち着き払って届け出たのだけれど。
ちっともドキドキしないのは最初からネコババする気がないから。
正直者というか小心者の自分はネコババができない。
万引きはおろか10円ですらネコババできない。
大学で少年犯罪について討論したことがある。
その場で万引きの経験を問うた時、
10名以上の中で自分を含めて2名しか万引き未経験者はいなかった。
これは自分がいかに清廉かを証明したいのではない。
逆だ。
このことが正義感ぶった偽善者だという判断をされやすくて辟易する。
100万円だったら届け出るけど10万円ならネコババする。
そういう金額の大小によっての妥協をする人間が多いように思える。
10万円じゃないなら1万円→千円→小銭と。
この罪の意識の構造とは、このくらいはいいだろうという
その人にとっての大事になる前の範囲だろう。
自分は何円でも他人の金に手をつけるのは憚られる。
もっともこの「正義感」ぶった態度も金銭に関する限りであって
自分は性質の悪い奴だと思う。
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