学生街の食堂について話そう
2005年2月14日 日記・雑記
1週間に1回だけ大学に通い続けている。
今日は悲しい発見があった。
気分を変えたいときに学食ではなく
キャンパス出てすぐの学生街の食堂に行くことがあった。
おじいさんやおばあさん、物好きなおっちゃんがやっているあれだ。
回数なんて数えるだけ無駄なんだけど
頻度を表すには数字が分かりやすいのでおおよその頻度を書く。
50回程度は通ったM食堂の話だ。
学生生活最後の記念に食べに行こうとしたのだがお店がなかった。
門を出て左を向けばM食堂が見えるのにないのだ。
土台と木枠が残っていて、住宅街の一角ががらんとしていた。
おじいさん、おばあさん、おじさんはどこに行ったのだろう。
夏は外でエサをもらい、冬は店内で暖をとっていたネコたちは
どこに行ったのだろう。
発表前だから日曜日も資料室に勉強しに来たが、
その日は学食が空いていないからM食堂で昼食をとった。
腹いっぱいになって、これでまた頑張れると自分を励ました。
学術サークルの忙しいとき
22時や23時まで学校に残らなくてはいけないことがあった。
遅くまで営業しているM食堂は
遅くまで汗を流す学生が毎晩集まっていた。
5人や10人連れ立って安い定食を食べ、
「おやすみ」と学校で別れていた。
僕の思い出もどこに行ったのだろう、
とセンチメンタルな気持ちにならなくもなかったが
僕の胸には残っている、と表明する気もない。
そこにはさら地ができるだろうし、
それを確認した僕は悲しいふりをするかもしれないし
実際悲しいかもしれないけれど、一過性のものだろう。
さら地には何かが建つし
僕の空白も未来の僕の現在が埋め尽くしていくだろう。
M食堂がなくなっていたので別の食堂に行った。
壁には大学の劇団のポスターだらけで、学生の発行する新聞が置いてあり
大学サークル関連のチケットが売ってある、
昔からの典型的な学生ご用達のあれだ。
そこはカレーライス(500円)の量が評判で
初めて見たときはちょっとびっくりした。
アルバイトの女の子がカレーを運んでくる際
カレーの重さのためにぎこちなく動きながら席に近づいてきたのだった。
テーブルにカレー皿を置くときには「どんっ」という音がした。
瞬間、友人と量に驚き
「おぉっ」「多いなぁ」と言うと
アルバイトの子は
「(カレーの重さをうまく支えきれず)手がぷるぷるしてすみません」
と照れた笑みを作りながら言った。
こういうのに弱い。
一生懸命、仕事する娘に一目ぼれだ。
ぷるぷるとカレーを必死に運ぶあの子がいれば
絶対にカレーを頼もうと決めていたのだけど
マスターしかいなかったのでツナサンドを注文し
それがテーブルに置かれると紅茶には砂糖を入れずに飲み干した。
今日は悲しい発見があった。
気分を変えたいときに学食ではなく
キャンパス出てすぐの学生街の食堂に行くことがあった。
おじいさんやおばあさん、物好きなおっちゃんがやっているあれだ。
回数なんて数えるだけ無駄なんだけど
頻度を表すには数字が分かりやすいのでおおよその頻度を書く。
50回程度は通ったM食堂の話だ。
学生生活最後の記念に食べに行こうとしたのだがお店がなかった。
門を出て左を向けばM食堂が見えるのにないのだ。
土台と木枠が残っていて、住宅街の一角ががらんとしていた。
おじいさん、おばあさん、おじさんはどこに行ったのだろう。
夏は外でエサをもらい、冬は店内で暖をとっていたネコたちは
どこに行ったのだろう。
発表前だから日曜日も資料室に勉強しに来たが、
その日は学食が空いていないからM食堂で昼食をとった。
腹いっぱいになって、これでまた頑張れると自分を励ました。
学術サークルの忙しいとき
22時や23時まで学校に残らなくてはいけないことがあった。
遅くまで営業しているM食堂は
遅くまで汗を流す学生が毎晩集まっていた。
5人や10人連れ立って安い定食を食べ、
「おやすみ」と学校で別れていた。
僕の思い出もどこに行ったのだろう、
とセンチメンタルな気持ちにならなくもなかったが
僕の胸には残っている、と表明する気もない。
そこにはさら地ができるだろうし、
それを確認した僕は悲しいふりをするかもしれないし
実際悲しいかもしれないけれど、一過性のものだろう。
さら地には何かが建つし
僕の空白も未来の僕の現在が埋め尽くしていくだろう。
M食堂がなくなっていたので別の食堂に行った。
壁には大学の劇団のポスターだらけで、学生の発行する新聞が置いてあり
大学サークル関連のチケットが売ってある、
昔からの典型的な学生ご用達のあれだ。
そこはカレーライス(500円)の量が評判で
初めて見たときはちょっとびっくりした。
アルバイトの女の子がカレーを運んでくる際
カレーの重さのためにぎこちなく動きながら席に近づいてきたのだった。
テーブルにカレー皿を置くときには「どんっ」という音がした。
瞬間、友人と量に驚き
「おぉっ」「多いなぁ」と言うと
アルバイトの子は
「(カレーの重さをうまく支えきれず)手がぷるぷるしてすみません」
と照れた笑みを作りながら言った。
こういうのに弱い。
一生懸命、仕事する娘に一目ぼれだ。
ぷるぷるとカレーを必死に運ぶあの子がいれば
絶対にカレーを頼もうと決めていたのだけど
マスターしかいなかったのでツナサンドを注文し
それがテーブルに置かれると紅茶には砂糖を入れずに飲み干した。
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