昨夜思い付きで言った「小豆島行こうか?」を実行することになりました。
要するにタンデムツーリングです。
危ないから人乗せるのあんまり好きじゃないんですけどね。
睡眠時間3時間くらいで出発。

大阪、神戸を通って姫路へ向かっては渋滞するので
亀岡、篠山など六甲の裏側を通って姫路に向かいました。
僕は前者を「街抜け」後者を「山抜け」なんて勝手に呼んでいます。
普段は時間や気温、天候と相談しながら決めています。
今回は山抜けだったということです。
天気予報では寒さが厳しいとのことでしたが
降水確率は10パーセントと低い確率でした。

亀岡市あたりまでは順調だったのですが
園部町あたりで雨が降り出し
兵庫県に入ったあたりから更に雲行きがおかしくなり
雪が降り、道路はびしょ濡れ、ヘルメットのシールドが凍り
白く雲って前が見えないほどになりました。
峠道のクネクネをタンデムでこなしながら
シールドにこびりつくミゾレを振り払うのは骨が折れました。
運転は難しいし寒くて体は震えるし厳しい状況でした。
コンビニで休んでいると寒さに負け店内から出られなくなりました。
バイクに乗るとしょっちゅう天気予報が外れる。
これはツーリングで山間部を通るから通り雨に遭うせいでしょう。
だから雨男ではないはずです。

篠山市の中心部あたりまで頑張ると天気は曇りになり
姫路に近づくと晴れになりました。
しかし気温は上がらずだったのでどこにも立ち寄らず
姫路で昼食と休憩をしました。
姫路駅は青春18切符で何度も乗り換えした駅だから大きいのを知っていました。
しかし姫路という街自体はそれほど大きくもありませんね。
調べたわけじゃないですが人口50万いないんじゃないでしょうか。
カツのお店が多かったのが印象的です。

姫路港から小豆島の福田港までフェリーです。
乗り物好きの僕はフェリーが大好きです。
はしゃぎます。
くまなく船内を探検してデッキから風景を見て
あの島は何島か地図でチェックし安心すると
購買でお菓子を買ってかじります。
睡眠不足なので彼女は寝ていました。
1時間半かかって福田につきました。
タンデムツーリングでフェリーというのは恥ずかしいものです。
港のバイク乗りたちに
「おっ、バイクおるやん」と指差されながら思われていたのは
「なんや女連れの軟派ライダーか」でしょう、きっと。

瀬戸内、この冬一番の冷え込みということで昼過ぎの気温1度。
温暖な瀬戸内海もこの日ばかりはちょっと寒い。
小豆島は香川県なので一応初香川でした。
瀬戸内海では淡路島に次ぐ2番目に大きい島なので結構走り甲斐があります。
田舎だけに運転がやさしいです。
40キロで走ることも80キロで走ることも自由自在です。
関西や西日本の都市部が荒々しいだけだという問題もありますが。
小豆島だけでなくフェリーから見た家島諸島もそうでしたが
岩がむき出しの荒々しい風景が多いんですよね。
秀吉の大阪城も徳川の大阪城もこれらの石が大量に切り出されたのを
知っていましたからちょっとだけ感慨がありました。

宿に荷物を置いてから温泉へ歩いていきました。
夜空にはきれいに見える星、海岸沿いの道路、風呂上りに歩く砂浜。
日常からちょっと離れただけで、視点がちょっとずれただけで
今日が変わる。
ちょっとはズレを楽しめる年になったのですね。

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