ねちっこい

僕は出版社勤務の営業マンです。
偉い方々から薦められた本は会社の金で買って読むことが可能です。
読む時間がなかなかないけれど、ここはちょっとおいしいところです。

興味のなかった『五体不満足』ですが、読みました。
いやぁ、思っていたよりずっと面白かった。
これは完全版で読むべきですね。
文庫の書き下ろしの部分が面白いのです。
長くなるから揚げ足取りやつまらない内容には触れませんが
僕の褒めたいところは以下。
自らの書評より引用です。

乙武の凄いところは自らをして異形のものだと認めたところから出発した点にあります。しかも開き直りではないところが重要です。最後までこのことを認識せずに感動の話だと思っていた読者は甘いと言わざるを得ないでしょう。

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ウチの会社も新卒採用が終了したらしい。
ウチはコネがない場合、高学歴、もしくは変な人個性的な学生が好きだ。

学歴は関係ないと言っても、余程実務的能力がない限りは
出身校の偏差値が60ないのは少々信用に欠けるのかなというのが社会人になった実感ですね。
それなりの会社ならばバイタリティのある学生か
そこそこの学歴（=学歴に相応しい頭脳・発想）のある学生にしか
興味がないということではないでしょうか。
現実はそれなりに厳しいです。
でもそれなりでしかないので覚悟を決めてしまえば怖いものはありません。