檻の中

2005年7月3日 日記・雑記
花輪和一 青林工芸舎 2000/07
刑務所の中って一体どうなっているのだろう。 独房の構造は、クサい飯とは、実際どんなものなのか。トイレはどうしているのか。看守は? 囚人同士の関係は? 現役漫画家である著者が、記憶をたよりに細密な絵で描く『刑務所の中』は、そんな単なるヤジ馬的好奇心を満たしてくれるばかりではなく、狭い閉ざされた空間でヒトはいっ…


昨日は休日出勤だった。
意外と疲れていたらしくて昼前までぐっすりと寝ていた。

そうだ、京都にいこう、ということで昼から電車に乗り込んだ。
特に何をしたわけでもないけど、街を歩いてきた。
バーゲンをやっているから人がわらわらと湧いてくるし
みんなよそ見ばかりしていてぶつかってくるし歩くのがすごく遅いし
僕が買いたいものはそれほどないから疲れてしまった。

夕方大阪の自宅に戻りマンガと小説を読んだ。
良い梅雨の過ごし方だ。

花輪和一『刑務所の中』
山崎さやか『はるか17』7巻
田中圭一『死ぬかと思ったH』
平田弘史『日本凄絶史』
帚木蓬生『逃亡』下巻

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ところで、だ。
また女の話になるのだが、付き合っている女は僕が本を読むのを好まない。
語弊があるとしたら読書に時間を割くのを好まない。

「そんなくだらなくて無駄な時間を使う暇があるのなら私をどこかに連れて行くとか私を楽しませる時間に充てなさいよ」

言葉にまで出さない(出した者も数名いた)がそういう主張に貫かれている。

友達など付き合っていない状態では読書をする僕を好きでいてくれる。
小倉千加子のように言うならばこういうことだ。
「尊敬できる人」という言葉を額面通り受け取ってはいけない。野口英世や坂本龍馬のような歴史上の尊敬できる人とは、尊敬の意味が違うのだ。尊敬とは、具体的には「新聞を読んでいて、知らないことが書いてあるときに夫に聞くと、ちゃんと知っていて教えてくれる人」という意味であり、言外に隠された意味は、自分より高学歴もしくは高学校歴いう意味だ
「読書をする彼は私の知らないことを教えてくれる」という期待があるんだろう。
そういう意味での「読書」は歓迎であるのに、彼が夢中になるとアウトなのだ。
夢中になった彼は「所詮趣味でしかない(⇒くだらない時間)」のに
時間と気力を使い始め、彼女といつでもべったりではなくなる。

読書に時間を割くには「私を楽しませるべき時間」を削ってはいけなくて
彼がなんとか時間をやりくりして読書することを願っている。

仕事や勉強で時間のない彼は、彼女と会うのにも連絡を取るのにもない時間を割いているというのに。
こんな状態では読書の時間を確保するには睡眠時間を削るくらいしかなくなってしまう。

つまり女側から提出された男性像とは…、
頭脳明晰で経済力があって努力し続け、
それでも「私」にしっかり時間を割き甘やかしてくれる、人間なんだよ。

嫌だなぁ、本当に。

おっぱい大きくてウエスト細くて小尻で笑顔がかわいくて聞き分けが良い女の子が好きだ。
男にそう言われて困るなら、女も求めるのは止めて欲しいな。

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