武蔵野に降りたちて

2005年10月20日日記・雑記

この頃関係の終わった複数人の女からの連絡がある。
もう燃えるような恋なんてしないのかもしれない。

通勤電車では仕事のための新聞を読む。
もう駄作の「文学」を読んで怒るようなことなんてないのかもしれない。

ついこの間の学生時代まで貧しかった。
世間一般の学生よりは貧しかったと思う。
一人暮らしで食費が月1万円なんてときもあった。
ところが今じゃ付き合いもあって、食費だけで月に10万円くらい使う。

大して低くも高くもない給料で少しばかりの金を貯め
ストレスとアルコールを胃袋に溜め
ぶくぶく太っていく腹回りのぜい肉とくだらないサラリーマン様のプライド。

世間体からすると、ずっと立派になった。
けれど今の僕はクソだ。
世間に適応しつつあるだけにクソだ。

世間並みに事をこなせる程度じゃ代わりはいくらでもいるし
そんなマニュアル的な事ができる程度で慢心するのはバカで
もっと力強い生活を送りたい。

短期的視点から日々をあくせく仕事するばかりで
人生の長期的展望が考えられていない。

とりあえずは貧乏な実家に仕送りする。
それから30代前半には今の会社を辞める。

それまでにはしっかりと俗にまみれよう。
俗の力をなめちゃいけない。
俗は問答無用に偉いんだ。

でも僕は俗を許すつもりはない。

そして希望をなくしたわけじゃない。
自分のささやかな世界を作り上げてから死にたい。

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当分日記的な内容で更新することはないと思う。