キミのことは諦めたよ。
少しの期待も残さず、きれいさっぱりさせてくれて、ありがとう。
どうしてキミと会ってしまったんだろう。
手に入らないくらいならば、出会わなければよかったのに。
キミに出会えただけよかったなんて思わない。
手に入らないのなら、世界は変わらないのだ。
美しいキミを視界に入れたことを後悔している。
渇く。
水の中にいるのに干からびてしまうんじゃないかといらぬ心配をしている。
何かが欲しい。
何かが何なのか分かりかけているけれど、きっとそれは幻想だろう。
自己の物語を描くにはぼくはあまりに力不足だった。
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