それなりに貧しかった僕のルサンチマン
2006年1月9日 日記・雑記この一年で金銭感覚が随分変わりました。
突然ですが、過去の情けない話をしましょう。
僕は高校生の頃にはまだ実家にいたのですが、
その頃はウチに借金というものが一切なくて
寧ろ地元(田舎)の名家のひとつでした。
そんなウチが問題を内在しながらもうまくやっていたのは祖父のおかげでした。
精神的支柱で大黒柱の祖父が他界してウチは情けないことになりました。
家族が次々に病気に負ける、バタバタ倒れる。
すぐに学業や職業を放擲する。
下手な金の投資をする。
億の借金ができましたよ。
要するに頭が悪い一家なのです。
学問したくても、実学をとった人たちが多くて、大卒なのは僕だけですから。
親戚中、調べたって大卒は実に少なく、数人いるだけだし、
大卒でもなんのための大学なのか分からないバカ大学卒の者ばかり。
哀しいことに親戚の中では、こんなアホな僕が断トツのエリートです。
しかし大卒が少ないのが悪いわけじゃなくて、
時代の波についていけなかった中世的思考が問題だったのです。
田舎の名家というところが悪かったと思います。
地位を築いた曽祖父と祖父はそれ相応の努力をしていますが、
その下にいた父は安穏としていてそれなりにしか努力をしていないし、
時代の変化に対応できなかったのです。
ところで僕が大学生になったころには、
僕の友人の90パーセント以上がきっと僕より経済的に恵まれていたでしょう。
周囲が金持ちに感じました。
でもそれは実感をともなったものではありませんでした。
初めて実感したのは、当時付き合っていた彼女と半・同棲をしたときでした。
旧・財閥の役員をしていた彼女の父と無職の僕の父では経済力が違いすぎましたね。
不思議なもので、僕は普通よりやや裕福、
もしくはかなり裕福な女の子と友人になることが多い。
男の友達は普通か普通以下(貧しい)が多いというのに。
極端な話をしたら、かなり貧しかったときの僕は、
デートの外食ですら牛丼屋やハンバーガー屋を多用していました。
しかしそれでも僕にとっては結構苦しいものでした。
しかししかしお嬢様というものは世間知らずだからチョロイものです。
貧乏人の行くところに自身は足を踏み入れたことがないから、
それを面白がるわけです。
例えば吉野家に初めて入って、
庶民はこんなおいしいもの食べてるのね、といった感動。
その吉野家さえ僕にとってはちょっとした贅沢だったのですが。
実家からの仕送り、それからアルバイトの増加で
それなりに経済的に落ち着いた時期が今から3年くらい前。
これくらいになると例えば服をユニクロやスーパーで
買うことはできるようになりました。
それでもデパートでの買い物は非常に苦しかったです。
学生時代にデパートで買ったものはまだはっきり覚えています。
2点だけです。
いずれも京都のJR伊勢丹で買ったもの。
未だに着ているダウンコートをバーゲンで半額、
悔しいことに未だに一番の彼女への指輪。
一度に一万円を超える買い物なんてかなり贅沢でした。
貧乏人なくせに大学に行ったから、周囲との金銭感覚が違っていて、
みんな、(経済的に)結構楽して生きてるなーっと本心で思いました。
そしてかなり悔しかったです。
紆余曲折ありましたが、就職までの間に以下のようなことがありました。
全部大したことではないですが。
・大学入試試験で浪人をした。
・東京ではなく京都の大学へ入学した。
・留年に留年を重ねて、2留した。
・精神病になった。
・なんとか就職はした。
不幸自慢なんかしてもしょうがないですが、
「どうせ自分なんて」と自分の不幸を認めて欲しがる人たちが多いですが、
僕よりはマシな人ばかりです。
そして僕はクソな人生を歩んでいるのです。
こんな文章が書ける自体クソです。
僕よりももっともっと恵まれない人たちもいますからね。
僕みたいに甘ったれで情けない人間でも生きているのだから、
そんなに簡単に頭の悪いことをしたり言ったり、
低俗な生き方をしないでください、と同じく甘ったれの方々に言いたい。
甘ったれは少なくないと思います。
僕は大学で堕してダメ人間になりました。
当然人々からバカにされるわけですが
自分は本来的に真性バカではないと思うところがありました。
しかし抽象的すぎることばかり考えていたので世間ではダメ人間のまま。
そこで世間に修行に出る目的で就職しました。
(こう書くとダメ人間にも簡単に内定出す会社があるみたいだけどなかなかない)
大した会社でもないけれど一年目にしては普通以上に金をもらっています。
金は普通の人々に対する意地です。
一ヶ月の食費(飲み代含めて)は10万円前後になりました。
これは貧しいときの十倍です。
まだまだケチっていますが、この頃の身の回りのものは世間並みに近づきました。
先月から休日のたびに、一日2、3万円買い物をしています。
昨日・今日は5万円を越えています。
これは何倍か分かりません。
それでも今までがボロを着ていたからなかなかモノが揃いません。
会社の同僚はもっと金をもらって当然だと言いますが、
僕は元々金銭感覚が普通以下なので今の給料でもやっていけます。
同僚の言うことが多分世間の標準なんだろうと思いますが。
(きつい仕事内容のわりには給料が安い)
実は、こういうことを書いていて非常に恥ずかしいのです。
でも、少しは読者の方にも感ずるものがあるんじゃないかと思ったのです。
突然ですが、過去の情けない話をしましょう。
僕は高校生の頃にはまだ実家にいたのですが、
その頃はウチに借金というものが一切なくて
寧ろ地元(田舎)の名家のひとつでした。
そんなウチが問題を内在しながらもうまくやっていたのは祖父のおかげでした。
精神的支柱で大黒柱の祖父が他界してウチは情けないことになりました。
家族が次々に病気に負ける、バタバタ倒れる。
すぐに学業や職業を放擲する。
下手な金の投資をする。
億の借金ができましたよ。
要するに頭が悪い一家なのです。
学問したくても、実学をとった人たちが多くて、大卒なのは僕だけですから。
親戚中、調べたって大卒は実に少なく、数人いるだけだし、
大卒でもなんのための大学なのか分からないバカ大学卒の者ばかり。
哀しいことに親戚の中では、こんなアホな僕が断トツのエリートです。
しかし大卒が少ないのが悪いわけじゃなくて、
時代の波についていけなかった中世的思考が問題だったのです。
田舎の名家というところが悪かったと思います。
地位を築いた曽祖父と祖父はそれ相応の努力をしていますが、
その下にいた父は安穏としていてそれなりにしか努力をしていないし、
時代の変化に対応できなかったのです。
ところで僕が大学生になったころには、
僕の友人の90パーセント以上がきっと僕より経済的に恵まれていたでしょう。
周囲が金持ちに感じました。
でもそれは実感をともなったものではありませんでした。
初めて実感したのは、当時付き合っていた彼女と半・同棲をしたときでした。
旧・財閥の役員をしていた彼女の父と無職の僕の父では経済力が違いすぎましたね。
不思議なもので、僕は普通よりやや裕福、
もしくはかなり裕福な女の子と友人になることが多い。
男の友達は普通か普通以下(貧しい)が多いというのに。
極端な話をしたら、かなり貧しかったときの僕は、
デートの外食ですら牛丼屋やハンバーガー屋を多用していました。
しかしそれでも僕にとっては結構苦しいものでした。
しかししかしお嬢様というものは世間知らずだからチョロイものです。
貧乏人の行くところに自身は足を踏み入れたことがないから、
それを面白がるわけです。
例えば吉野家に初めて入って、
庶民はこんなおいしいもの食べてるのね、といった感動。
その吉野家さえ僕にとってはちょっとした贅沢だったのですが。
実家からの仕送り、それからアルバイトの増加で
それなりに経済的に落ち着いた時期が今から3年くらい前。
これくらいになると例えば服をユニクロやスーパーで
買うことはできるようになりました。
それでもデパートでの買い物は非常に苦しかったです。
学生時代にデパートで買ったものはまだはっきり覚えています。
2点だけです。
いずれも京都のJR伊勢丹で買ったもの。
未だに着ているダウンコートをバーゲンで半額、
悔しいことに未だに一番の彼女への指輪。
一度に一万円を超える買い物なんてかなり贅沢でした。
貧乏人なくせに大学に行ったから、周囲との金銭感覚が違っていて、
みんな、(経済的に)結構楽して生きてるなーっと本心で思いました。
そしてかなり悔しかったです。
紆余曲折ありましたが、就職までの間に以下のようなことがありました。
全部大したことではないですが。
・大学入試試験で浪人をした。
・東京ではなく京都の大学へ入学した。
・留年に留年を重ねて、2留した。
・精神病になった。
・なんとか就職はした。
不幸自慢なんかしてもしょうがないですが、
「どうせ自分なんて」と自分の不幸を認めて欲しがる人たちが多いですが、
僕よりはマシな人ばかりです。
そして僕はクソな人生を歩んでいるのです。
こんな文章が書ける自体クソです。
僕よりももっともっと恵まれない人たちもいますからね。
僕みたいに甘ったれで情けない人間でも生きているのだから、
そんなに簡単に頭の悪いことをしたり言ったり、
低俗な生き方をしないでください、と同じく甘ったれの方々に言いたい。
甘ったれは少なくないと思います。
僕は大学で堕してダメ人間になりました。
当然人々からバカにされるわけですが
自分は本来的に真性バカではないと思うところがありました。
しかし抽象的すぎることばかり考えていたので世間ではダメ人間のまま。
そこで世間に修行に出る目的で就職しました。
(こう書くとダメ人間にも簡単に内定出す会社があるみたいだけどなかなかない)
大した会社でもないけれど一年目にしては普通以上に金をもらっています。
金は普通の人々に対する意地です。
一ヶ月の食費(飲み代含めて)は10万円前後になりました。
これは貧しいときの十倍です。
まだまだケチっていますが、この頃の身の回りのものは世間並みに近づきました。
先月から休日のたびに、一日2、3万円買い物をしています。
昨日・今日は5万円を越えています。
これは何倍か分かりません。
それでも今までがボロを着ていたからなかなかモノが揃いません。
会社の同僚はもっと金をもらって当然だと言いますが、
僕は元々金銭感覚が普通以下なので今の給料でもやっていけます。
同僚の言うことが多分世間の標準なんだろうと思いますが。
(きつい仕事内容のわりには給料が安い)
実は、こういうことを書いていて非常に恥ずかしいのです。
でも、少しは読者の方にも感ずるものがあるんじゃないかと思ったのです。
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